| HERO(3)検察の種類 連載第3回目。 ドラマのサブ・タイトルは『恋という名の犯罪』でした。 ではでは、今回は検察庁の組織についてです。 例によって例のごとく、検察庁法を紐解いてみましょう。 第1条第2項 検察庁は、最高検察庁、高等検察庁、地方検察庁及び区検察庁とする。 検察庁には4つの種類があることがわかります。 続いて第2条の第1項と第2項条を読むと、 第2条第1項 最高検察庁は、最高裁判所に、高等検察庁は、各高等裁判所に、 地方検察庁は、各地方裁判所に、区検察庁は、各簡易裁判所に、 それぞれ対応してこれを置く。 第2条第2項 地方検察庁は、各家庭裁判所にも、それぞれ対応するものとする。 とあり、裁判所と検察庁は密接な関係にあることが分かります。 ちなみに所在地は、 最高裁判所は東京に1カ所、 高等裁判所は東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・仙台・広島・高松の8カ所、 地方検察庁は全都府県(各県庁所在地)に1カ所、 北海道(札幌、函館、旭川、釧路)に4カ所の計50カ所、 簡易裁判所は全国の主要都市に438カ所あります。 さらに、第2条にはまだ続きがあります。 第2条第4項 法務大臣は、必要と認めるときは、 高等裁判所、地方裁判所又は家庭裁判所の支部にそれぞれ対応して 高等検察庁又は地方検察庁の支部を設け、 当該検察庁の事務の一部を取り扱わせることができる。 これに基づいて、現在は高等裁判所の支部が全国に6カ所、 地方裁判所の支部が全国に203カ所あります。 ちなみにドラマの舞台は『東京地方検察庁城西支部』ですから、 法律的には検察庁法の第2条第4項に定義されている場所だと分かります。 あと、政治家の汚職事件などが発生したときに活躍する、 『東京地検特捜部』は正式には『東京地方検察庁特別捜査部』。 この『特別捜査部』が置かれているのは東京・大阪・名古屋の地検のみで、 他の地検は『特別刑事部』や『特捜班』などを編成しています。 と、検察の種類を大掴みするとこんな感じですね。 ちなみに、 検察法の第5条には『検察官は、いずれかの検察庁に所属し、、、』 とあり、検察官はいずれかの検察庁に所属していますが、 その所属を越えて独自の捜査を展開することができることになっています。 以上、検察の種類についてざっと書いてみました。 次回は検察官の種類について、、、 (2001年1月22日) ▼▼ Return ▼▼
|